熱に強い土や粘土で造り出す耐火煉瓦!
通常の煉瓦は1000度を超えれば耐えられず割れてしまうと言われていますが、耐火煉瓦は高温に強いため、1350度~1650度まで耐えることができます。一般的に知られているのはピザ窯で使用される定形煉瓦ですが、不定形耐火煉瓦は特殊な型を使用して理想の形を造り出します。そのため、必要な型の受注を請け負う会社に依頼することになります。
全国で数少ない不定形耐火煉瓦の製造は、職人技が求められるため、人を育てることに注力しています。その日の気温で土や粘土の扱いや水分量に注意し、振動板を使用して煉瓦内の空気量を調整する繊細な作業が行われます。専用乾燥炉を使用して100~400℃程度の温度調整を数時間かけて行い、少しずつ温度を上げることで耐火煉瓦としての強度を持たせています。